IWASEコラム

2024年 機能性表示食品いろいろありました・・・

2024年、機能性表示食品を販売している企業や、関係する企業にとってはかなりの激震が走った年になりました。

「紅麹」配合製品の健康被害の発生は大きなインパクトでしたが、その前、年初1月には多くの企業が安全性評価に使用していた「ナチュラルメディシンデータベース」の利用規約が変更になり、届出済の製品の変更届けが相次ぎました。

3月に「紅麹」配合製品の健康被害が起こり、それを受けて5月に機能性表示食品を巡る検討会が開催され、機能性表示食品制度の信憑性を高める観点から、8月に食品衛生法、食品表示法の一部を改正する内閣府令も公布されました。

そして、PRISMA2020への完全準拠まで残り4ヶ月を切りました。

機能性表示食品の届出数の推移

ナチュラルメディシン利用規約の変更、紅麹事案により撤回届が相次ぎ、機能性表示食品の約1/3が撤回されました。
また、紅麹事案による商品化の見送りや、PRISMA2020準拠に向けて消費者庁のチェックも厳しくなり、受理件数も伸び悩みました。

自社原料の2024年状況

当社の機能性表示食品対応原料としては次の3原料を取扱いしています。
それぞれの2024年受理状況は以下の通りとなります。

茶花乾燥エキスIC

『取り込まない』『貯めない』『分解』3つの力で脂肪に作用

  • サプリメント剤型 17製品
  • 粉末飲料剤型    6製品
  • 合計       23製品

バナバエキス

注目の血糖値上昇抑制素材

  • サプリメント剤型 9製品
  • 粉末飲料剤型   1製品
  • 合計       10製品

SOD B

脅威の抗酸化能を持つ酵素

  • サプリメント剤型 1製品
  • 合計       1製品

機能性表示食品の開発をサポートしています

少しずつですが当社原料の受理実績が増えてきています。
また、新しい訴求への対応や、新たな原料の対応への挑戦にも取り組んでいます。

機能性表示食品で他製品と差別化を図りたい、そんなお悩みをお持ちでしたら当社で開発をサポートいたします。
ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちらから。

この記事を書いた人

藤井 元人

ウェルネス事業部

口に入れる食品原料や製品取り扱うウェルネス事業部に所属しています。
いろいろなモノを口に入れすぎて、最近では植物エキスの苦味も美味しく感じるようになりました。

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