スポーツニュートリションとは、主にプロテインやBCAAをはじめとしたアミノ酸系の栄養補助食品を示しています。
運動のパフォーマンスを高めるサプリメント、エネルギー補給食品、運動後の疲労回復をケアするサプリメントといった様々な用途があります。
スポーツニュートリションは、スポーツ選手向けのニッチな市場と見られていましたが、近年では健康意識の高まりやライフスタイル(筋トレ、ボディメイク、コロナ太り…)の変化により、性別や世代を問わず関心が高まっていて市場が拡大しています。
スポーツニュートリション市場規模
2022年01月01日にREPORTOCEANが発行した新しいレポートによると、スポーツニュートリションの世界市場は、2021-2027年の期間で10.25%以上の成長率で成長すると予測されています。
財経新聞:スポーツニュートリションの世界市場は2027年まで年平均成長率10.25%で成長する見込み
日本市場でも2010年代からiHerbを始めとした海外のEC事業者の参入が増加し、現在では多数の海外ブランドのスポーツサプリメントが国内で販売されており、2021年には313億円の市場規模となっており、2022年も市場の拡大が続くと予想されています。
スポーツ庁が行った「令和2年度 スポーツの実施状況等に関する世論調査」では、約6割の人が週1回以上の運動を実施(前年度より6.3ポイント増)し、スポーツがもたらす効果として、健康・体力の保持増進を感じている者が77.0%と最も多い結果となっています。
スポーツ庁:令和2年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」について
これからのスポーツニュートリション製品に求められるポイント
これからスポーツニュートリション製品を開発していくうえで、重要かつスタンダードになると考えられるポイントについてご紹介いたします。
植物由来のプロテイン
欧米ではプラントベースフードを選択する人が増えてきています。
プラントベースとは、その名の通り、野菜やナッツなど植物性の食材を中心にバランスよく摂ることを薦めている食事法です。
この流れはスポーツニュートリションにも取り入れられ、大豆由来のプロテインだけでなく、えんどう豆やそら豆、カボチャ種子由来のプロテインなど、由来となる原材料の多様化が進んでいます。
クリーンラベル
海外の食品市場において「クリーンラベル」と表現されるトレンドが注目されるようになってきており、徐々にではありますが日本にも定着しつつあります。
クリーンラベルにはっきりとした定義があるわけではないですが、よくあげられる要素として、
① “ナチュラル”やオーガニック”のような「消費者に受け入れられやすい原材料のみを使用している」
②「合成色素や合成フレーバー、人工甘味料などの添加物を使わない」いわゆる”無添加”
③ 遺伝子組み換え原料を含まない(Non-GMO)
があります。
栄養成分の魅力だけでなく、消費者にわかりやすい、消費者の求めているような原材料を使用し提示することが、これからの消費者ニーズを満たすことにつながります。
心と身体 両面からのアプローチ
身体のパフォーマンスを高めるためには、モチベーションと集中力が欠かせません。
どんなに優れたトレーニングを行い、きちんと管理された栄養を摂取したとしても、ストレスにってメンタルが崩れ、疲れなどにつながってしまいます。
また、最近ではe-スポーツ分野の成長も著しく、それに伴い集中力という観点でe-スポーツ向けのサプリメントが注目を集めています。
当社でもスポーツニュートリションサプリ開発のご相談をお受けしております。
これまで当社では様々なスポーツニュートリションサプリの開発に携わってまいりました。
「スポーツニュートリション」に関する原料のご紹介、機能性表示食品、OEM製造のご相談も当社で対応可能ですので、ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。
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いろいろなモノを口に入れすぎて、最近では植物エキスの苦味も美味しく感じるようになりました。