今年の夏は去年よりも暑い日が続き、東京では統計開始以来、年間の真夏日日数の最多記録が更新されました。
10月に入り、やっと気温も落ち着いてきて、スーパーにも秋の味覚が並びはじめました。
暑い夏を乗り越え夏バテから身体を回復させる、そして寒い冬に向けてエネルギーを身体に貯め込むために自然と食欲が湧いてきて、ご飯・果物・スイーツなどをいつも以上に食べてしまいがちです。
ところで、みなさんの身体の中は焦げていませんか?
プリンのカラメルのように、糖とタンパク質が加熱されて褐色になることをメイラード反応と呼ばれていることはご存知かと思います。
このメイラード反応が身体のなかでも起こっていて、糖化とも呼ばれています。
糖化とは?
身体の中でタンパク質と余分な糖が結びつき、AGEs(終末糖化産物)という物質を生成する反応を”糖化”と言います。
人間は炭水化物を主要なエネルギー源としているため、糖化反応は体内で当たり前のように起こっている現象ですが、問題になるのは糖化によって生成するAGEsが引き起こす諸症状です。
AGEsは分解されにくく、皮膚中に蓄積すると、肌のくすみや肌弾力低下によるたるみ、しわ、シミといった老化現象を引き起こします。
皮膚以外にも、血中や骨の中にAGEsが蓄積されると、動脈硬化や骨粗鬆症の原因となり、さらには糖尿病合併症リスクの増加につながると言われています。
◆AGEsが体内に蓄積される仕組みは?
AGEは、2通りのしくみで体内に溜まっていきます。
一つ目は、上でも書きましたが体内でつくられるAGEです。
体内のタンパク質が糖化しても、初期の段階で糖の濃度が下がれば元の正常なタンパク質に戻ることができます。
しかし高濃度の糖がある程度の期間さらされると、毒性の強い物質に変わってしまい元には戻らなくなります。
もう一つは外から取り込むAGEです。
「タンパク質と糖が加熱されてできた物質」はいろいろな食べ物・飲み物の中にも含まれているので、食事や間食として取り込んでしまっています。
こうした飲食物に含まれるAGEの一部は消化の段階で分解されますが、微量ですが一部は排泄されずに体内に溜まってしまいます。
糖化対策は?
では、糖化を予防するにはどうすれば良いのでしょうか?
毎日の食事に原因が潜んでいることが多いので、食生活習慣の見直しを図ることが大切です。
余分な糖を摂らないためには、食後の血糖値を急上昇させないことが基本です。
手軽に始められる習慣の改善方法は・・・
- 食事を抜かない
- ゆっくり食べる(早食いをしない)
- 食べる順に気をつける(野菜から食べる)
- 炭水化物(糖質)を摂りすぎない
- 食べ過ぎない
- 適度に運動する
- ストレスを解消する
食生活習慣の見直しを図ることで、身体のなかで新しいAGEsが生成されることを減らすことはできるかもしれませんが、すでに生成されているAGEsを無くすことはできません。
すでに身体のなかで生成されたAGEsはサプリメント等で対策をする必要があります。
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“抗糖化“というワードは女性誌やメディアでも数多く取り上げられ、認知度も以前に比べて高くなっています。
また世界中でも糖化ケアは注目されており、2021年から2031年まで年率5.4%で市場成長し、2031年の市場規模はUS$2.76Bn(約2,800億円)になると予測されています。
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いろいろなモノを口に入れすぎて、最近では植物エキスの苦味も美味しく感じるようになりました。