IWASEコラム

馬プラセンタの成分とその働き

近年、美容業界で非常に注目を浴びているプラセンタ。
プラセンタには、「馬プラセンタ」や「豚プラセンタ」など複数の種類がありますが、そのなかでも話題になっているのが馬プラセンタです。

そもそもプラセンタはどういった成分で、なぜ馬プラセンタが注目されているのでしょうか。ほかの動物のプラセンタと比較しながら、馬プラセンタの魅力を紹介していきます。

プラセンタは「胎盤」

プラセンタとは「胎盤」のことをいいます。胎盤は受精卵が子宮内膜に着床するとつくられるもので、胎児が成長するための部屋ともいえる臓器です。

プラセンタには絨毛(じゅうもう)から出る絨毛性ゴナドトロピンやエストロゲン、プロゲステロン、胎盤性ラクトーゲンの4つのホルモンが含まれています。これらのホルモンは、細胞成長因子(GF)の産生に関連しているといわれているのです。

細胞成長因子とは胎児を育てるのに必要となるさまざまなたんぱく質の総称です。
細胞成長因子は、傷ついた細胞の再生や新しい皮膚・組織をつくり出す働き、健康的な肌をつくることにも関与していると考えられています。

その働きから、細胞成長因子は動物性プラセンタだけが持つ特別な美容成分としての可能性が高いのではないかと注目されているのです。

プラセンタの種類

プラセンタは胎盤のことだと先述しましたが、プラセンタの種類によっては胎盤を持たないタイプもあります。
ここではプラセンタの種類と特徴を説明し、なかでも馬プラセンタについては後述で紹介します。

豚プラセンタ

最も一般的なプラセンタが豚プラセンタです。豚は出産回数も多く、多産であることから大量に胎盤を採取できるため、多く流通しています。厳格に管理された豚から採取されたプラセンタは品質や安全性も安定しているとされています。

馬プラセンタ

流通量としては豚の次に多いのが馬プラセンタです。馬プラセンタの特徴は他プラセンタよりアミノ酸の種類を多く含んでいることです。ただし、馬は徹底した品質管理と血統管理のもとで生育されており、出産回数も限られています。そのため馬プラセンタは希少価値があり、高価な商品になる傾向にあります。

羊プラセンタ

ヨーロッパや北米で一般的なのが羊プラセンタです。羊は病気にかかりにくい動物といわれており、その点では安全性が高いと考えられています。日本においての流通量はわずかです。

海洋性プラセンタ

魚類の卵巣膜を海洋性プラセンタと呼んでいます。魚類には胎盤は存在しないため、ほ乳類のプラセンタとは異なり、成長因子は含んでいません。

植物性プラセンタ

海洋性プラセンタと同様、成長因子は含まれていません。植物の胎座という部分を使ったものを植物性プラセンタと呼んでいます。発芽する部分である胎座には栄養素が豊富に含まれているほか、動物性プラセンタと同じようにアミノ酸、ビタミン類、ミネラル類が含まれています。

馬プラセンタの可能性

美容の最大の課題は、いかに若々しい素肌を保たせることができるかでしょう。年齢とともに変化する肌や身体へ馬プラセンタがどのように作用し、どのような結果をもたらすと期待されているのかを探ってみましょう。

新陳代謝の促進

動物性のプラセンタ特有の成分「成長因子」には、細胞が古くなったりダメージを受けたりしたときに、新しい細胞生成を助けてくれる働きがあります。

具体的には、新陳代謝を上げることで細胞生成を促します。プラセンタを取り入れることにより、肌の正常なターンオーバーを促し、健康な肌を維持することへの期待は高まると考えられているのです。
また、サプリメントなどで摂取する場合は、体調管理の一助になる可能性も指摘されています。

筋力アップ

最近の研究では、プラセンタに含まれる成長因子「ポリペプチド(IGF)」が筋力の増減に関わっていると報告されています。

IGFは、健康的で若々しい肉体を維持するためには必要不可欠な成分といわれていますが、老化とともに低下する筋力の裏にはIGFの減少が関係しているようです。
そのため、さまざまな成長因子が豊富に含まれるプラセンタは、筋力アップにも有効だと考えられているのです。

治療にも活用

医療機関で更年期障害治療として、プラセンタエキスを注射し、体調を整える治療が行われることがあります。ヒト胎盤ホルモン(プラセンタ)は、肝炎や更年期障害の治療薬として厚生労働省より認可されており、定期的に注射をすることで治療効果が期待できるとされています。プラセンタの効果はそのほかにも、疲労回復、アレルギー疾患の改善などが期待されています。

プラセンタの危険性

私たちの健康維持のために、医薬品、サプリメント、化粧品として活用されているプラセンタですが、全く危険性がないわけではありません。プラセンタの成分は、先述のとおり動物の胎盤から採取されています。特定生物由来の製品に当たるため、安全性については厳格な対策がとられていますが、胎盤が現状では把握しきれていないウイルスや病原菌に感染している可能性は否定できません。使用する際は原産国のチェック、安全性確保の表示などを確認することが大切です。

馬プラセンタを上手に取り入れて、年齢やストレスに負けない体をつくろう!

上手に年齢を重ね、年齢相応の美しさを引き出すためには、健康な状態を維持することがとても大切です。
しかし、忙しくストレスの多い現代では、健康を維持することもなかなか難しいもの。そうした状態をうまく切り抜け、自分らしく生きるために、馬プラセンタのような有効とされる成分を上手に取り入れ、無理なく健康的な美しさを維持していきましょう!

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この記事を書いた人

藤井 元人

ウェルネス事業部

口に入れる食品原料や製品取り扱うウェルネス事業部に所属しています。
いろいろなモノを口に入れすぎて、最近では植物エキスの苦味も美味しく感じるようになりました。

投稿内容は個人の意見であり、所属企業・部門見解を代表するものではありません。

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