
サンケアの市場
2022年から2023年にかけては、コロナウイルスによる行動制限の緩和が進み、レジャーなどでサンケアアイテムの使用機会が回復傾向に。また、訪日外国人によるインバウンド需要も戻りつつあることから市場は引き続き拡大の見通しです。
2024年に入ってからは、日焼け止めの使用習慣が根付き、通年使用の消費者が増加傾向で市場は右肩上がりに伸長しています。メーカー各社で紫外線対策だけでなく、スキンケアやメイクアップの訴求、環境に配慮した処方など、幅広いニーズに応えた商品投入が見られており、市場は引き続き2桁伸長で拡大する見込みです。
サンケア製品の種類
通年使用や、紫外線対策だけではないサンケアアイテムの登場で選択肢が広がったサンケア製品ですが、どういった種類があるのでしょうか。
ミルク・乳液・ローション
市場における構成比が高く、軽い使用感を訴求したアイテムが注目されています。レジャーシーンの本格的な回復により、シェアが拡大。
ジェル
きしみ感の少ない使用感のアイテムとして需要を取り込んでいる。2023年は外出機会の高まりによりシェアは拡大したが、トーンアップやスキンケアを訴求したエッセンスタイプや手軽なスプレータイプの注目度が高まったことで、構成比は縮小傾向に。
エッセンス
トーンアップ訴求の商品がメイクアップ効果として需要を取り込んだほかに、シミ予防などを訴求した付加価値品が消費者のスキンケア意識の高まりを受けて好調に推移したことで構成比が大幅に拡大。
スプレー
UVケアが高まった2023年において、外出先での塗り直しや手の届かない背中や髪にも使える点が高く評価され、市場の拡大をけん引したほか、各社から商品投入が活発化したことで構成比が大幅に拡大。
サンケアのトレンド
当社では、さまざまな市場品を調査し、傾向を踏まえて独自の提案処方を作成いたしました。
ここ数年で、カプセル化技術や表面処理技術の発達により、ノンケミカルO/Wタイプが増加傾向にあり、増加傾向にあるスプレータイプではバリエーションが増加。オイルミストだけでなく、ミルクミストやノンケミカルミストが登場しました。
また、耐水性表記の製品が増加しております、リニューアルを機に耐水性について表記された製品が見受けられ、新発売の製品も耐水性表記のものが増加傾向にございました。
当社では、耐水性のように、製品に付加価値プラスする評価試験の受託試験が可能です。
ご興味がございましたらこちらからお問い合わせください。
提案処方のご紹介
O/Wノンケミカルサンスクリーンジェル
酸化チタン、酸化亜鉛を高配合しながら、瑞々しい使用感を両立したUVジェルです。
O/Wハイブリッドサンスクリーンジェル
酸化チタン、酸化亜鉛、紫外線吸収剤を配合し、高いUV防御効果と瑞々しい使用感を両立したUVジェルです。
O/Wサンスクリーンスプレー(振るタイプ)
5種類の紫外線吸収剤を配合した瑞々しいUVミルクスプレーです。
おすすめキー原料
製品名 | 特徴 | 表示名称 |
---|---|---|
Novemer™ CS polymer | 液状のレオロジー調整剤 | (アクリレーツ/メタクリル酸べへネスー25)コポリマー、水 |
ST-705SA | 透明性の高いノンナノ酸化チタン | 酸化チタン、ステアリン酸 |
STV-455 | 分散性が良好な微粒子酸化チタン | 酸化チタン、水酸化Al、ステアリン酸 |
ZDB-300 | 微粒子酸化亜鉛の分散体 | 酸化亜鉛、水添ポリイソブテン、ポリヒドロキシステアリン酸、ハイドロゲンジメチコン |
AlgaPur HSHO Algea Oil | 安定性が非常に高いバイオベースオイル | トリオレイン |
レモンバームエキスRA | クリーンビューティーアクティブ原料 | メリッサ葉エキス、BG、水 |
レオパール KL2 | オイルのゲル化/増粘 | パルミチン酸デキストリン |
ユニフィルマ HVY | 天然由来の被膜系製剤 | イソステアリン酸デキストリン |
2025年のサンケア市場をまとめた資料もございますので、提案処方と合わせてご紹介いたします。
<資料アジェンダ>
・サンケア市場概況
・市場トレンド
・市場製品のまとめ
・応用製剤のご紹介
・おすすめの原料
ご興味がございましたら、こちらよりお問い合わせください。
最近は輸入のお菓子にはまっています。オススメはハリボです。