IWASEコラム

Z世代向けマーケティング~次世代の消費の牽引役へのアプローチ~

Z世代に向けたマーケティングの必要性

次の消費牽引役となる「 Z世代」の傾向をまとめました。いま、購買層は大きく分けて「4つの世代」といわれおり、それぞれの特徴にあわせた商品開発や広告展開が行われています。

※Z世代と呼ばれる世代は諸説ありますが、ここでは1995年~2010年生まれとします。

Z世代が人口に占める割合

日本では、総人口の約15%がZ世代。アメリカでは約4分の1を占めています。中国ではZ世代ではなく
95年~99年に生まれた「95后」と称される層が市場を動かしていると言われています。

Z世代特有の傾向

「Z世代」は、デジタルネイティブといわれたミレニアル世代のさらに上をいく、生まれながらの「デジタルトランスフォーメーション世代」と言われ、10年後にはマーケットの中心にいると言われています。

  1. デジタルネイティブ世代
    生まれた時から手元にスマートフォンがあり、商品を購入する際はオンラインやオフラインの口コミをチェックし、自分に近い人のコメントから買うものを選ぶ。
  2. オンライン&リアル
    個人的な体験や交流を重視し、日常生活でも個人を優先させる。スマートフォンは欠かせないが、画面の向こうにある「リアル」にも深い興味がある。
  3. ユニーク&オープン
    インフルエンサーに影響を受けながらも。個人の考えを確立している。ブランドが定着化していないのでコンセプトにはオープンな状態。アピールしたいのは「自分独自のスタイル」

Z世代の購買傾向

身近にデジタルツールがあるため、オンライン・オフラインを使いこなします。ECサイトの利用率はそれほど高くないと言われています。これは、実際に試してから購入したい考えがあるためです。

  1. オンラインで入念に情報収集・検討した上で、オフライン購入する傾向が強い。
  2. 購買欲が他の世代より高く、欲しいものは高価でも購入する傾向。

Z世代が商品を選ぶ際に重要視していること

一番はやはり価格ですが、二番目は「価値・影響」だと答えます。つまり、高くても付加価値(例えば、この商品の何割かは寄付する、や、サステナビリティ商品、ストーリー性)があるものは購入する傾向にあります。また、他の世代よりもデジタルツールに精通しており、膨大な情報・知識を元にプチプラとハイブランドを使い分けています。You TubeやSNS、KOLの影響を受けやすいとあるデータがある一方で、商品の背後にあるブランドストーリーにも大きな関心がある世代です。

まとめ

Z世代は、他の世代に比べて社会的関心が強く、「クリーン」「ナチュラルコスメ」「クルエルティフリー」等、ナチュラル思考があると言えます。韓国コスメからも上記コンセプト商品が続々リリースされており、注目されていることが伺えます。
そして、そういった製品はストーリー性があるため、SNS などで取り上げられやすい(紹介しやすい)傾向があります。現在、様々なメーカーが「 SDGs 」に関連したコンセプトをもつ製品開発取り組んで いることから、社会的なニーズとしても高いのではないでしょうか。そこで弊社からはZ世代向けの原料と、サスティナブルな原料についてご紹介いたします。

Z世代向け原料

サスティナブル原料

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この記事を書いた人

津瀬 由佳子

大阪薬粧部

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