暑さも落ち着き、日に日に気温が下がり紅葉が映える季節になりました。
秋といえばスポーツ、読書、食欲など、いろいろな表現がされる季節です。
秋は稲穂が十分に実り、かぼちゃやさつまいもなど甘くほくほくした野菜や、
ぶどうや栗などの果物、そして松茸などのキノコ類と作物が最も豊かになる時期です。
暑い夏を乗り越え夏バテから身体を回復させる、そして寒い冬に向けてエネルギーを
身体に貯め込むために自然と食欲が増すのかもしれません。
ただ、食欲が増すと食べ過ぎて体重の増加や病気のもとにもなってしまいますので注意が必要です。
美味しいものを食べ過ぎてあとからダイエットや生活習慣病を気にしてしまう、
ということにならないオススメの素材をご紹介させていただきます。
お茶の花って食べれるの?
江戸時代より主に山陰地方で食されていた”花番茶”や”ぼてぼて茶”。
茶葉に干した花部を入れて茶せんで泡立て、その中に煮豆や漬物などの具を入れて食べていたそうです。
今日では出雲名物の郷土料理の一つとなっていますが、以前は食延ばしの目的で飢饉を耐え忍んだ歴史があります。
茶花は、これらの食経験に加えて、その含有成分や薬理活性について着目され、さまざまな研究が行われてきました。
お茶の花に秘められていた作用とは?
茶花に含まれる機能性成分は、チャカサポニン類やフローラティアサポニン類などのサポニンが報告されています。
茶花サポニンは、マウスを使った実験において、消化ホルモンや神経メディエーターに作用することにより、
摂食抑制されることが報告されています。
また、摂食抑制のほかにも脂質および糖吸収遅延などの作用を有するため、メタボリックシンドロームの予防も期待できます。
機能性表示食品の新規対応原料を目指して
当社では、茶花エキスで中性脂肪の上昇抑制についての有用性を確認するため、臨床試験により独自に検証しました。
本試験では、茶花エキス含有食品の食後中性脂肪の上昇抑制効果について、ランダム化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験で実施しました。
その結果、空腹時中性脂肪が正常値の者およびやや高めの者いずれも、対照食品接種時と比較して有意な食後中性脂肪の上昇抑制効果が認められました。
また、iAUCについても両者で対照と比較して有意に低下しており、吸収抑制効果も認められました。
この結果をもとに、当社では『食事由来の中性脂肪の吸収抑制』と『食後血中中性脂肪の上昇抑制』で機能性表示食品の受理を目指して届出を行っております。
茶花エキスの原料販売とあわせまして、お客様のご要望に応じた剤形での製品OEMも承っておりますので、
ご興味がございましたら当社営業もしくはこちらよりお問い合わせください。
いろいろなモノを口に入れすぎて、最近では植物エキスの苦味も美味しく感じるようになりました。