お茶の花はツバキに似た小さな白い花で、一般にはあまり知られていませんが、
茶葉のように煎じて飲むことも、食べることもできるそうです。
主に山陰地方などでは江戸時代から食されてきた歴史があり、郷土料理として受け継がれています。
当社は、そんなお茶の花に秘められた作用に着目。
茶花に含まれるチャカサポニンにダイエット作用があることを臨床試験によって確認し、
機能性表示食品原料「茶花エキス」としてご提供しています。
今回は、臨床試験で得られた血中中性脂肪の上昇抑制や中性脂肪の吸収抑制、
脂肪減少、ウエスト周囲径、体重減少に対する「茶花エキス」の有用性と、
PRISMA2020での届出で機能性表示食品として消費者庁に受理されるまでの経緯をご紹介します。

臨床試験で明らかになった茶花の効果とは?
茶花にはチャカサポニン類やフローラティアサポニン類などの機能性成分が含まれています。
チャカサポニンは、マウスを使った実験において、消化ホルモンや神経メディエーターに作用することにより、
摂食抑制、脂質および糖吸収遅延などの作用を有することが報告されていました。
当社はその作用に着目し、機能性表示食品の新規対応原料としての取り組みに着手。
臨床試験により茶花エキスで中性脂肪の上昇抑制についての有用性を独自に検証しました。
その結果、空腹時中性脂肪が正常値の人もやや高めの人も、
対照食品摂取時と比較して有意な食後中性脂肪の上昇抑制効果が認められました。
また、iAUCについても両者で対照と比較して有意に低下しており、吸収抑制効果も認められました。
※くわしい情報は、茶花の特設ページをご覧ください。

「茶花エキス」SRによる届出で初の受理
こうした結果をもとに、『食事由来の中性脂肪の吸収抑制』と『食後血中中性脂肪の上昇抑制』の
2つの機能性で、機能性表示食品としての届出受理を目指す取り組みが始まりました。
そして2023年はじめにはシステマティックレビュー(SR)による届出で、
機能性表示食品として消費者庁に受理されました。
本原料でのシステマティックレビューによる届出受理は初めてですので、
今後は当社が提供する茶花原料とシステマティックレビューを使用することで、
茶花エキスを配合した機能性表示食品の開発が可能となりました。
機能性表示 受理済ヘルスクレーム
「本品にはチャカサポニンが含まれます。
チャカサポニンには、食事に含まれる脂肪の吸収を抑えて、
食後に上がる血中中性脂肪を抑える機能があることが報告されています。」
関与成分
チャカサポニン(チャカサポニンⅠ、チャカサポニンⅡ、チャカサポニンⅢ)

Wヘルスクレームで受理!
さらに2023年末には、体脂肪+中性脂肪の新たな届出表示例で、
機能性表示食品として消費者庁に受理されました。
また、本機能の関与成分チャカサポニンにおいて特許査定を受け、特許登録を行いました。
- 【特許番号】 特許第7428430号
- 【発明の名称】 脂肪分解促進剤
茶花乾燥エキスIC PRISMA2020で受理!!
2025年4月からの届出はPRISMA2020の準拠が必須となりました。
当社はそれに対応しPRISMA2020での届出を行い、
「茶花乾燥エキスIC」が機能性表示食品として消費者庁に受理されました。
【届出番号】J1068
【表示しようとする機能性】
本品にはチャカサポニンが含まれます。
チャカサポニンには、肥満気味な方の体脂肪、お腹の脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)、ウエスト周囲径、
体重の減少をサポートすることで、高めのBMIを改善させる機能が報告されています。
【届出番号】J1069
【表示しようとする機能性】
本品にはチャカサポニンが含まれます。
チャカサポニンには、食事に含まれる脂肪の吸収を抑えて、食後に上がる血中中性脂肪を
抑える機能があることが報告されています。
原料基本情報
商品名 | 茶花乾燥エキスIC |
原材料表示例 | 茶花乾燥エキス(マルトデキストリン、茶花エキス) |
性状 | 淡褐色~褐色の乾燥エキス末 |
機能性関与成分 | チャカサポニン |
推奨量 | 茶花乾燥エキスとして100mg/日 |
溶解性 | 水溶性 |
原産地 | 中国 福建省 |
最終加工国 | 日本 |
相性のいい剤形 | サプリメント形状、飲料、一般食品 |
アレルギー | なし |
当社では茶花乾燥エキスICの原料販売とあわせまして、お客様のご要望に応じた剤型での製品OEMや、機能性表示食品の届出サポートを行っております。
ご興味がございましたら当社営業もしくはこちらよりお問い合わせください。
サンプル依頼について
健康食品原料データベースより直接ご依頼が可能です。
是非、サンプルをお試しください。
・茶花乾燥エキスIC
※サンプル・書類依頼には会員登録が必要です。
いろいろなモノを口に入れすぎて、最近では植物エキスの苦味も美味しく感じるようになりました。