人生100年時代、サプリメント開発においてシニア層は最重要ターゲットです。
しかし、単に「健康に良い」だけでは選ばれません。
開発者には、加齢に伴う変化を科学的に捉え、生活の質(QOL)に直結する製品設計が求められています。

シニア向けサプリの定義と開発のこだわり
製品開発において、シニア向けサプリは若年層向けとは明確に異なる設計思想に基づいています。
目的:「QOL(生活の質)の維持・向上」
美容や一時的な栄養補給ではなく、「自分の足で歩く」「趣味を楽しむ」「頭をクリアに保つ」といった、具体的な悩みに寄り添うことが重要です。
自立した生活をいかに長く支えるかという「課題解決型」の設計が求められます。
特徴:シニアの身体的特性への配慮(UX設計)
消化・吸収能力の低下を考慮し、ペプチド化など吸収しやすい形態を採用。
また、嚥下(飲み込み)への配慮から、小粒タイプや喉ごしの良いコーティングを施すなど、毎日ストレスなく続けられる「飲み心地」を追求しています。

市場の「今」と開発現場が注目するトレンド
現在のシニアサプリ市場は、健康意識の高い層が牽引し、特に「ロコモ(運動器)」や「認知機能」分野が活況です。
そこで製品開発において無視できない3つのトレンドを挙げます。
① 科学的根拠の重視(機能性表示食品)
「何にどう役立つか」をエビデンスに基づき明示できる機能性表示食品が開発の主流です。
信頼性を重視するシニア層のニーズに応え、納得感のあるベネフィットを提示することがヒットの必須条件となっています。
②ロコモ・フレイル対策へのシフト
従来の「関節ケア」から、「筋肉の維持・増強」へと開発の軸足が移っています。
ロコモティブシンドロームやフレイル(虚弱)を予防し、歩行能力を維持するための処方設計が、市場の大きなテーマです。
③ブレインヘルス(健脳)市場の拡大
身体の健康と並び、「頭の健康」への関心が非常に高まっています。
「うっかり」を減らし、記憶力や判断力を維持するための成分配合は、自立した生活を守るための必須ラインとして注目されています。
戦略的採用が進む「機能性原料」ガイド
開発現場で選定される、高いエビデンスとニーズを兼ね備えた主要原料のリストです。
シニア向け製品では、表示できる具体的な機能性(ベネフィット)の有無が、製品の競争力を左右します。

※1:ビタミン・ミネラルの扱いについて ビタミンDなどは主に「栄養機能食品」として規格化されているため、機能性表示食品の主成分としてではなく、栄養補完として処方に組み込まれるのが一般的です。
これに対し、プロテオグリカンやHMBなどは、独自の機能性を届出することで、より具体的な訴求が可能になります。
顧客の「未来」を形にする製品開発
シニア向けサプリメントの開発とは、単に有効成分を配合する作業ではありません。
顧客が10年後も自分らしく自立して過ごせる「理想の日常」を具現化することが重要です。

科学的根拠に裏打ちされた確かな機能性と、身体への負担を抑える細やかな配慮。
この両輪を徹底して追求した製品こそが、成熟したシニア市場において、日々の生活を支える確固たるパートナーとして選ばれ続けるはずです。
ご紹介した注目の機能性原料の取り扱いはもちろん、弊社では「シニア世代」市場のニーズを捉えた製品開発をサポートいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
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いろいろなモノを口に入れすぎて、最近では植物エキスの苦味も美味しく感じるようになりました。