世界最大のコーヒーチェーン店でも提供されているソイミルクやアーモンドミルク、オーツミルク。
植物性ミルクは牛乳と比べて環境負荷が低いことで近年注目されています。
“プラントベース”という言葉がTVや雑誌などのメディアでもよく取り上げられています。
それではプラントベースとは一体何なのでしょうか?
プラントベースとは・・・
植物由来の食品
Plant(植物)とBased(由来)を組み合わせて作られた言葉で、その名の通り、野菜やナッツなど植物性の食材を中心にバランスよく摂ることを薦めている食事法です。
厳密な定義はきまっておらず、「動物性の食材は一切NG」などといった決まりはありません。
最近よく耳にする大豆ミートや植物性ミルクもプラントベースフードの一例です。
ベジタリアン/ヴィーガンとの違い
ベジタリアンやヴィーガン(ビーガン)とも異なります。
ベジタリアンは、一般的には肉類や魚介類などの動物性食品を口にしない人を指し、菜食主義者とも呼ばれます。
ヴィーガンは、肉や魚、卵、蜂蜜、乳製品を含む動物性の食材を一切食べない完全菜食主義者を指します。
注目される理由
食糧不足への懸念
2020年、世界の人口は77億人を超え、総務省統計局の発表では、2050年には世界人口は約97億人に達すると予想されています。(総務省統計局 世界の統計2021)
人口が増加すると、穀物や肉類などの消費量も増加します。
現在でも地球温暖化や自然災害などさまざまな要因で農作物の不作が起こる可能性があるなか、肉類の供給量を増やすためには、今以上に広大な土地、大量の穀物が必要となります。
環境問題への意識
畜産由来の温室効果ガスの排出削減
国立環境研究所温室効果ガスインベントリオフィス(GIO)によると、日本の農林水産分野の温室効果ガス排出量は、2018年度は約5000万トンになります。
その中で畜産を行う際に発生する温室効果ガスの排出量は約1370万トンと約27%を占めており、大豆を育てる際の排出量のほうが遥かに少なく済みます。
水資源の節約
畜産動物を育てる長い期間、当然ながら飲用の水を与える必要があります。
さらに、飼料用の作物を作るためには長い時間と水が必要となります。
つまり、畜産動物を育てるためには大量の水が使われています。
植物の栽培にももちろん水は必要ですが、畜産動物を育てるために消費される水量と比べると遥かに少なく済みます。
健康志向の高まり
新型コロナウイルスの影響もあり、多くの人が自分自身のために、オーガニック食材を中心とした健康に配慮した食生活を取り入れる方が増えています。
プラントベースフードでヘルスケア
プラントベースフードとは、「野菜、果物、全粒穀物、植物油、ナッツ」など植物性の食材からなる食品や、それらをより多くバランスよく積極的に取り入れることをコンセプトとした食生活のことを指しています。
必要に応じて乳製品や卵など動物性の食品を食べることも可能です。
欧米ではこうした食事法のことをプラントベースダイエットと呼んでいて、生活習慣病の発生リスクが低下するなどの健康上のメリットからプラントベースフードを選択する人が増えてきています。
当社でも植物由来原料を用いたプラントベースサプリ開発のご相談をお受けしております。
実際のケーススタディとして、植物由来にこだわったメタボ対策の製品化をおこないました。
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いろいろなモノを口に入れすぎて、最近では植物エキスの苦味も美味しく感じるようになりました。