IWASEコラム

世界的トレンド「Glass Skin(ガラススキン)」を叶える新原料Lectroglaze(レクトログレーズ)

世界的トレンド「ガラススキン」とは?

最近、SNSや美容雑誌でよく見かける「Glass Skin(ガラススキン)」という言葉をご存じでしょうか?
これは、まるでガラスのように滑らかで、透明感があり、欠点がなく、つややかで、光を反射するような肌を指します。多くの人が憧れるこの理想的な肌を目指すために、スキンケアはメイクアップ以上に注目されています。
では、この輝くような滑らかな肌は、一体どうすれば手に入れられるのでしょうか?
実は、その鍵は私たちの肌に本来備わっている「生体電気」にあるのかもしれません。

肌の「生体電気」が秘める、知られざる力

私たちの皮膚には、電気を発生させるユニークな能力を持つ菌が常在しています。中でも表皮ブドウ球菌は、皮膚に最も多く存在する電気発生菌の一つです。
これらの菌が発生させる「生体電気」は、活性酸素(ROS)と相互作用し、酸化ストレスを最小限に抑えることで、肌に抗酸化防御層の役割をしてくれているのです。
つまり、肌のマイクロバイオームは、天然の抗酸化力フィールドとして機能しているとも言えます。
身体は、フリーラジカルを中和・減少させることで、その有害な影響から身を守る抗酸化物質として知られる保護メカニズムを発達させてきました。
しかし、酸化ストレスの蓄積が増大し、それに対抗する皮膚細胞の能力には限界があるため、補助的な抗酸化物質を探求する必要性が高まっています。
驚くことに、高いレベルの「生体電気」は、皮膚を効果的に若返らせ、より若々しい状態に戻すことができると言われいます。肌の「生体電位」を高めることで、細胞の老化とコラーゲンの劣化を最小限に抑え、毛穴レスで滑らかな、潤いのある若々しい肌を実現することを目指せるのです。

「生体電気」を高める新アプローチ:Lectroglaze(レクトログレーズ)とは?

肌のマイクロバイオームを活用して生体電位レベルを高める有効成分を見つけるという目標のもと、開発されたのがLectroglazeというバイオテクノロジー原料です。
この成分は、腸内マイクロバイオームを調節することで知られるプロバイオティクス食品(発酵ビーツ)からヒントを得て誕生しました。CITE JAPAN 2025ではじめて紹介された原料です。

Lectroglazeは、発酵ビーツ由来のポストバイオティクスと考えられており(生きた微生物の発酵によって得られる)、プレバイオティクス効果によって皮膚上の表皮ブドウ球菌をブーストし、その起電性(電気を生成する能力)を活性化させることが期待されています。
乳酸桿菌(Lactobacillus)の発酵分離株から得られ、乳酸、ペプチド、そしてプレバイオティクス繊維であるフラクトオリゴ糖(FOS)とガラクトオリゴ糖(GOS)を豊富に含んでいます。
これらのプレバイオティクス繊維は、有益な菌の餌として役立ちます。スクリーニング試験の結果、発酵ビート由来の乳酸菌が、電気発生菌に作用する最良の候補であったとのことです。
Lectroglazeは、皮膚上の電気発生菌を増やし、皮膚の自然な「生体電気」を高めることで、肌を毛穴がなく、滑らかで、潤いと輝きに満ちた、Glass Skinのように見えるように導くことを目指しています。

Lectroglazeの効果は、さまざまな試験によって検証されています。(一部抜粋)

in vitro試験では:

•表皮ブドウ球菌と短鎖脂肪酸(SCFA)の増加を促進しました。短鎖脂肪酸は電子供与体として働き、電気生成細菌による電気生産を促進します。Lectroglazeを添加することで、表皮ブドウ球菌の発電能力を高め、生体電気レベルが強化されることが示されています。

in vivo試験では:

•Lectroglaze 2%配合クリームを1日2回、28日間顔全体に塗布するボランティア試験を行ったところ、毛穴の目立ちにくさ:(3D画像システムによる評価)で、総毛穴数が最大で-57.2%減少し、毛穴指数が最大で-81.1%減少するなど、毛穴が目立たなくなり、滑らかな肌へ導く効果が確認されました。特に、加齢により縦に伸びて目立つ細長い毛穴においても、長さと面積が最大で-100%減少するという結果が確認されています。年齢による毛穴の開きを目立たなくし、若々しい肌に導く可能性があることが分かりました。
•肌の角質水分量が最大で234.7%増加し、肌をうるおいで満たしてつややかな肌へと導き、肌の滑らかさも最大で-24.4%減少しました。

その他、様々な試験のデータがございますので、ご興味ございましたらお問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。

information:

製品名Lectroglaze™ biotech ingredient
表示名称水、ラクトバチルス発酵物、カプリリルグリコール
INCIWater, Lactobacillus Ferment, Caprylyl Glycol
中文名称CFDA対応
医薬部外品名称

Lectroglazeの可能性

Lectroglazeは、肌のマイクロバイオームと「生体電気」という新しい概念に着目し、肌本来が持つ力をブーストすることで、「Glass Skin」に代表されるような滑らかで毛穴の目立たない、光るような肌を可能にする成分と言えるでしょう。抗酸化や老化ケア、日焼け対策など、様々な化粧品への応用ができます。
生体電気を高めることで、肌の自然な抗酸化力を高め、「美×電気」 という、これまでのスキンケアにはなかった新しいアプローチは、いままでにない可能性を秘めているといえるでしょう。

カテゴリー:
,

この記事を書いた人

津瀬 由佳子

プロモーショングループ

晩御飯のメニューをAIに考えてもらうことにはまっています。
自分では考えつかないようなメニューも提案してくれるので、レパートリーが増えて助かっています。

投稿内容は個人の意見であり、所属企業・部門見解を代表するものではありません。
本記事に関してご質問等ございましたら、ページ上部のお問い合わせよりご連絡ください。

ページの先頭へ