2022年11月11日、公衆衛生省 (the Ministry of Public Health；MoPH) の傘下にあるタイ食品医薬品局 (the Thai Food and Drug Administration；FDA) は、UVフィルターの使用要件を変更しました。本改正は、第34回ASEAN化粧品委員会 (ACC) 会議 (2021年11月15～16日) において採択された、ASEAN化粧品指令 (ACD) の一部改正に基づくものです。変更点は下記の通りです。

• 2-エトキシエチル (2Z)-2-シアノ-2-[3-(3-メトキシ プロピルアミノ) シクロヘキサ-2-エン-1-イリデン]アセテート (CAS RN 1419401-88-9) が、化粧品に配合可能なUV フィルターのリストに追加されました。最大濃度は3%です。
• 製品のラベルに表示すべき注意喚起に関する要件が追加されました。

本改正は2022年11月12日に施行されました。

なお、今回使用可能になった成分は、2021年にEUで使用可能になった成分と同じです。