国際化粧品技術者会連盟「IFSCC 2026 パース大会」にて「最優秀応用研究ポスター賞」を受賞いたしました

2026年9月28日〜10月1日にオーストラリア・パースで開催された「第36回 IFSCC Congress 2026 Perth」において、岩瀬コスファ株式会社 研究開発部 松崎晃一が、ポスター発表部門の最優秀賞である「Poster Applied Research Award(最優秀応用研究ポスター賞)」を受賞いたしました。

本研究は、千葉製粉株式会社(機能素材事業本部 化粧品素材開発部:今井裕美 氏)との共同研究による成果です。

受賞概要

  • 学会名
    第36回 IFSCC Congress 2026 Perth
  • 受賞名
    Poster Applied Research Award(最優秀応用研究ポスター賞)
  • 受賞者
    松崎 晃一(岩瀬コスファ株式会社 研究開発部)
  • 共同研究者
    今井 裕美 氏(千葉製粉株式会社 機能素材事業本部 化粧品素材開発部)
  • 発表演題
    Dextrin Fatty Acid Esters as the Key to Solving the Sustainable Rheology Dilemma “Achieving Both Luxury Sensory Experience and Environmental Responsibility in Modern Balms” (和訳:サステナブルな製品開発におけるレオロジーのジレンマを解き明かす鍵としてのデキストリン脂肪酸エステル(レオパール)の利用 “現代のバームにおける上質な使用感と環境配慮の両立”)

研究成果と背景

近年、クリーンビューティーの観点から植物由来原料へのシフトが進む一方、従来の植物性ワックスを用いたバーム製剤は、適度な固さ・離油防止・とろける使用感・長期安定性の両立が極めて困難でした。さらに、衛生面や利便性から需要の高いチューブ容器では、押し出す力(せん断力)で内部構造が壊れ、液状化して復元しないという大きな技術的課題がありました。

本研究では、千葉製粉株式会社のオイルゲル化剤「レオパール(デキストリン脂肪酸エステル)」が持つ『ワックスの結晶構造を制御できる性能』を応用し、植物由来ワックスとの最適処方により独自のレオロジー制御技術を確立いたしました。 動的粘弾性測定により、チューブ吐出に耐える「優れた可逆的構造復元性」を実証。100%植物由来のサステナブル処方でありながら、衛生的なチューブ使用と、素早くとろける極上の使用感・高安定性を両立させることに成功いたしました。

今後の展望

本受賞は、原料サプライヤーの高度な素材技術と当社独自の製剤工学を融合させ、環境配慮と上質な使用体験の両立を実現した点が高く評価された成果と考えております。岩瀬コスファは、今後もパートナー企業との強固な連携を通じて、持続可能な社会に貢献する革新的な原料・処方ソリューションの創出に努めてまいります。

■ IFSCC(国際化粧品技術者会連盟)について

IFSCC(国際化粧品技術者会連盟)は、世界81の国・地域、約16,000名以上の会員からなる化粧品技術の国際学術組織です。毎年開催される学術大会には世界中から数百報の研究発表が集い、化粧品科学・皮膚科学分野において名実ともに世界で最も権威ある研究発表の場となっています。

 

この記事を書いた人

津瀬 由佳子

営業推進部

化粧品原料の営業として8年、メーカー様の製品開発を最前線でサポートしてきた現場経験を持つ。現在はプロモーショングループにて、現場で培った肌感覚と市場データを融合させたトレンド分析・発信を担当。一過性の流行に留まらず、消費者の潜在ニーズや市場の継続性を捉えた「根拠あるトレンド」を厳選して届けることを得意とする。商社ならではの広範な情報網を活かし、お客様の意思決定に寄り添う誠実な情報提供を信条としている。

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