
スティンギングテストとは・・・一過性の感覚刺激(非炎症性)を確認する試験です。
スティンギングテストは製品を使用した際に生じる不快感(ピリピリ感、ヒリヒリ感、かゆみ感等)や、肌につけて感じる違和感等、一過性の感覚刺激(非炎症性)を確認する試験となり、被験者自身に判定いただく試験となります。
敏感に刺激の差を感じ取ることができる被験者を選抜し感覚試験を行いますので、
肌が敏感な方向けの商品や、乳幼児向け商品をご検討のお客様から多くお問合せがございます。
試験方法について
スティンギングテストは
行政など公的機関が公開しているような一般化された試験ガイドラインはございませんので、
実施方法、判定方法は各試験機関毎に設定されております。
・当社提携施設での実施概要例
項 目 | Aパターン | Bパターン |
---|---|---|
被験者数 | 男女10名 | 男女10名 |
被験者 選抜方法 | 陽性対照物質及び陰性対照物質の感覚刺激評点の差が2点以上の被験者 | 陰性対象に対し刺激を感じず、陽性対象に対して的確にスティンギング刺激を感じる被験者 |
陽性対照 | 5%乳酸 | 0.15%メチルパラベン水溶液 |
陰性対照 | 注射用水 | 注射用蒸留水 |
評価の タイミング | 塗布直後・2.5分後・5分後の計3回 | 塗布60秒後に1回 |
評価基準 | 4段階 | 5段階 |
標準納期 | 申込から結果まで約1ヶ月 | 申込から結果まで約1ヶ月 |
その他 | 他の陽性対照物質への変更可能 | 被験者数変更(15名・20名)可能 |
パッケージ表記について
「スティンギングテスト済み」「低刺激性」「刺激が少ない」「感覚刺激性テスト済み」等
試験を実施し、初めて「スティンギングテスト済み」等、商品パッケージ表記が可能になります。
ただし当社や試験施設では広告表記について判断できる立場ではございませんので、
「○○テスト済み」といった広告表記については下記ガイドラインをご参考ください。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
化粧品等の適正広告ガイドライン
デメリット表記のほかにも確認すべき事項がございますので、ぜひご覧ください。
試験スケジュールについて
ご依頼(依頼書ご提示期日)より、約1.5か月後には報告書の納品が可能となります。
お問い合わせフォームにて、サンプル数や種別、サンプルご提供日、新規成分含有有無を
ご連絡いただきましたら、詳細な試験スケジュールをご連絡させていただきます。
よくあるご質問
お問合せの中で「スティンギングテストはパッチテストと同じですか?」とご質問をいただくことがございますが、
今回ご案内の「スティンギングテスト」と「パッチテスト」は、全く異なった試験となります。
スティンギングテストは被験者自身が非炎症性の感覚刺激を確認する試験に対し、パッチテストは被験者に赤みや腫れが伴う炎症性の反応を医師や試験責任者等の第三者が判定する試験となります。
同時受託も可能
スティンギングテストは他の試験と組み合わせてご依頼いただくことが多くございます。
試験受託例)
スティンギングテスト+パッチテスト
スティンギングテスト+パッチテスト+RIPT(アレルギーテスト)
お問合せ先
当社では、スティンギングテストだけではなく、パッチテストやRIPT(アレルギーテスト)等の安全性試験や
抗しわ試験等の有効性試験など各種試験の受託を承っております。
どんな小さなことでもご相談ください。
お問い合わせフォームよりご質問や試験のお問合せをお待ちしております。